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2007年1月31日 (水)

どろろ

☆1月31日(水)

気分がすぐれないので、ふっと思い立って、映画を観に行くことにしました。

Dscn7009 今のところ家から一番近い、岩井のシネマサンシャイン。

水曜日はレディースディ、1000円で観ることができましたよ。

Dscn7008 今日観たのは「どろろ」。

期待はしていなかったのですが、面白かった。手塚治虫の漫画が原作だそうですが、奇想天外な話の中に、なんとも深いテーマが絡まって物語が進行して行きました。

戦争は男性のサガなのでしょうかねぇ。

「己の欲を果たそうとするものが勝ち残り、私が守りたいと思っているものたちは戦争に巻き込まれて死んでいく」っていう台詞(うろ覚えなのでちょっと言葉は違うかも)が唐突に耳に飛び込んできた。

「欲」というのは、成長したい意欲の表れでもあるのだろうか。いくら平和が実現しても欲のない人間ばかりが集れば、その集団は滅びていく。天下を取りたいという欲を持った人間が大勢の命を犠牲に強く逞しく生き残っていくのは人間の持つ宿命なのだろうか。

先日のリカレントの座学会で、戦争に関して男性陣が言っていたことが蘇ってしまった。

とにかく妻夫木聡の百鬼丸がよかった。フレッシュでなおかつ崇高な雰囲気もあり、可愛らしさもあって、はじめて彼のことをいい俳優さんだなぁと思いました。

柴崎コウは「どろろ」にしては歳が行き過ぎている感じがしたけれど、目の力がすごくて、あれは彼女だからこそのものだろうな。

演技も、女性でありながら男として生きているどろろをすっきり爽やかに演じていて、なかなか好感が持てました。

それとね、悪役に描かれていた、中井貴一演じる百鬼丸の父親の醍醐。悪魔に子どもを生贄として差し出しても、天下を取り、自分の家系を残したいという欲望の強さ。

自分の家系を残したい欲望って、強い人間を残そうとする人類存続のための本能なんじゃないかと最後のほうに思ってしまった。

争いに関してはじめてそんなことを思いました。

中井貴一が化け物に変身するところ、気持ち悪かった。

          ***

映画を観ていろいろ思いましたが・・・。

私は争いは嫌いです。

とにかくいや。

でも争おうとする男性の持つサガの、どうしようもない悲しさが少しだけわかったような気もしました。

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